【合格体験記】Mさん(高校3年)

浦添看護学校 推薦入学試験合格

私は、受験の3カ月前に入塾しました。文章を書くのが苦手だったので早めに対策を行いました。入塾して最初の時は、看護学校を目指す際の看護の知識も知らなかったので、自分の考えが表現できなくて400字の小論文も書くのが難しかったです。また、問題の趣旨を読み取ることが苦手でした。ですが、先生から看護の姿勢に対するアドバイスをもらったり、資料や解説を参考にして看護師の仕事で大切なことを学ぶことができました。小論文の数を重ねていくことで、自分の考えをかけるようになり、自分なりの小論文の型を作ることもできて800字書けるようになりました。同時に、小論文対策を通して看護と向き合うことで、私が目指す看護師像を明確に持つことができました。

面接対策では個人面接、集団面接どちらも対策しました。個人面接は、受験で聞かれる質問や少しアドリブを入れた質問の練習をしました。集団面接は、3人一緒に面接し、自ら手を挙げたり、他の子の発言に対して良いところや疑問に思ったことを質問する練習もして、面接でどんなことを聞かれてもその場で自分の思いを言えるように先生が対策してくれました。

受験当日、小論文は時間内で800字書くことができ、面接では集団面接の対策をしたかいもあって、緊張はしましたが今まで準備してきたことを発揮することができました。結果発表までドキドキでしたが、無事合格することができました。先生、本当にありがとうございました。

【講師よりコメント】

Mさんは入塾当初、文を書くことに強い苦手意識がありました。対策は、まずそれを払拭するために、口頭での簡単な質問に対する答えと理由を2、3行で書く作業から始めました。書くことに強い苦手意識がある生徒に対しては、会話をしながらその内容を書かせる作業をさせることがあります。話すことと書くことは言葉を使って考えることであり、伝えることであるという点で変わらない、ということを感覚で身につけさせるためです。質問は絶対に答えられるものから徐々に複雑な思考が必要なものに変えていきます。地道なやり取りになりますが、これを経ると、全く書けなかった方でも400字程度ならすぐに書けるようになります。それから小論文を教えていくことになります。Mさんもこのような過程を経て、2か月程で800字の小論文を安定して書けるようになりました。

看護系の小論文指導では、「ケア」や「QOL」などの看護の基礎概念について考えさせるテーマの小論文を必ず書かせています。看護師がどのような仕事をしているか、看護とはなんなのか、ということを自分なりに考えることは目標をしっかり見定めるのに必要だからです。そして、それが小論文や面接にも活きると考えているからです。
面接練習では、基本的な質問に対する台本は準備した上で、その場の会話として相手の質問の意図を読み取り、それに応えるように考えながら話すことを心掛けさせます。ときには予想もつかないような質問も加え、その場で考える姿勢を意識付けます。
Mさんはこのような指導側の意図を理解し、すべて真摯に取り組んでくれました。

Mさんへ 改めて浦看合格おめでとうございます。小論文、面接ともに入塾当初はとても自身なさげだったのに、直前には堂々とハキハキとしていて、3か月でこうも変わるのかと若者の伸びしろを見せつけられました!入学後についてさんざん脅しましたが、Mさんなら寝不足になることなく3年間過ごせるんじゃないかな。体第一でがんばってね。ちなみにMさんの小論文は純粋無垢系です。(屋良)